北海道の深川から名寄までJR北海道バスが運行する深名線の代替バスに乗車してみた。
この記事は前編、深川~幌加内編です。
後編の幌加内~名寄間、②はコチラ
できることなら廃止前の深名線に乗車してみたかったが、最近になって仕事などで北海道に来れるようになったので、念願の乗車だ。
深名線廃止代替バスは、深川~名寄間を途中の幌加内で系統分割されており、幌加内~名寄間が本数が少なく、乗車には苦労が伴う。
深川~幌加内間は7往復、幌加内~名寄間は4往復だ。
ただし、たびこんが乗車したバスは、深川~幌加内に着いたのち、そのまま乗車してきたバスが名寄行になったため、実質は通しで乗車したのと同じになる。
また、運賃は途中で乗り継いだ形になるので、通しの運賃は設定されておらず、両方の金額を合計した運賃を支払う必要がある。
【乗車日】1014年2月20日
【乗車区間】深川11:40~13:08幌加内13:18~名寄15:12
【運行区間】同上、ただし時刻表上では途中の幌加内で分割
2014年の4月にダイヤ改正が行われていますので、多少の時刻の変更はあると思います。
前日は士別に宿泊したたびこん。
士別から宗谷本線の特急、スーパー宗谷で約40分ほど、深川駅までやってきた。
スーパー宗谷というだけあって俊足ですね。
減速前ですが減速後は少し遅くなったかもしれない。
乗車当日は、編成料数が減らされており、指定席は満席、自由席にも多数立客が出る有様だった。
JR北海道の早い復活を望みます。
ということでやって来た深川駅。
ホームの向こうには留萌本線の列車が見える。
留萌本線も沿岸バスの乗車とともにレポートしてみたい路線だ。
発車5分ほど前、バスがやってきた。
日野のリエッセかと思いきやメルファらしいです。
車内の様子と座席。
なんとトレイ付、座席も少々小さいながらも長距離利用に耐えられるものでした。
ワンステップバスとかにならなかったのが不思議です。
ちなみにトイレはこんな感じ。
タンク式なのでしょうが、よく見ないと流し方が分かりません。
さて、時間になり発車・・・たびこんを含めてお年寄り5名ほどの乗車です。
深川市内を行きますがすぐに左折して田舎の風景。
函館本線の踏切を渡ります。
何とも言えません、雪原が美しいです。
雪の積もり方がすごいですね。
なんかスキー場みたいです。
乗車して約1時間、12:48ごろ、下幌加内までやってきました。
バス停が雪に埋まっています♪
雪原の景色が美しくて、たくさん写真を撮ってしまいます。
でも、美しいばかりでなく、厳しい自然なんですよね。
人の乗降も無く、ひたすらバスは進みます。
上り、深川行とすれ違います。
向こうはふそうの中型バスですかね・・・
お互いに手前で停まって、何やら書類を手渡します。
さらに進んで、集落らしきとこまでやってきました。
13時過ぎ、終点の幌加内に到着、お疲れさまでした。
幌加内までの乗客はたびこんも含めて3名ほど、このうちの2名がそのまま名寄行に乗り継ぎます。
いったん下車しましたが、このバスがそのまま名寄行になる、とのことでそのまま乗車したままでも良い、と運転手さんが行ってくださいました。
せっかくなので、荷物はそのままで、幌加内周辺を約10分ほどですが、見てみます。
乗りとおすので、交渉してみると回数券利用もOK、2,000円分購入して、2,200円分、さらに200円ほど追加して名寄駅でまとめて精算でOK、と言ってくださいました。
1,000円の回数券を2冊購入します。
正直言って、JR北海道がボラアンティアで運行している路線のように感じます。
便や曜日によっても違うのでしょうが、深川~幌加内で5名ほどの乗客、この後の記事で紹介しますが、幌加内~名寄にいたってはもっと悲惨で、たびこんも含めて3名ほどの乗車!という寒い路線です。
沿線人口の極端な減少と言うのも感じられ、途中行きかう車も数えるほどでした。
なんとか地域再生も含め、幌加内や朱鞠内の観光再生、鉄道マニアは全国に居ると思われるので、深名線廃止代替バスのPRも含めて、何らかの手を打たねば、路線だけでなく途中の集落すら消滅しかねないと感じました。
このブログを読んで、深名線や深名線の廃止代替バス、幌加内などに興味を持っていただけたら、是非とも訪問していただきたいと思います。←その時はバスでね♪
幌加内の様子です。
幌加内バス停は2階が深名線の記念館になっていました。
ここから先の
お邪魔します
以前深名線ではJR駅で乗車券を発券対応していましたが、現在は廃止のようですね。
名寄駅みどりの窓口では、名寄本線廃止代替バスの片道乗車券を手書きですが現在でも発券してくれます。
名寄駅前の道北バス窓口では、北紋バスや宗谷バスの路線のうち、千円を超える運賃の区間限定で乗車券を発券処置してくれます。